家でガラスを焼くときに知っておきたい3つの注意点
安心してガラスフュージングを楽しむために
自宅でもできる「ガラスフュージング」
自宅でガラスを焼く「ガラスフュージング」は、少しのスペースと電気炉があれば始められる人気のクラフトです。
しかし、家庭で高温を扱うため、安全対策を知らずに始めるとトラブルにつながることもあります。
ここでは、家でガラスを焼くときに必ず知っておきたい3つの注意点を紹介します。
① 換気を十分に行う
ガラスを焼成するとき、使用するガラスや焼成紙によっては微量のガスや煙が発生します。
これを長時間吸い込むのは体によくありません。
・部屋の窓を2か所開けて空気の流れをつくる
・小型の換気扇や空気清浄機を併用する
・できればガレージやベランダなど、半屋外で焼く
こうした対策で、安心して作業できます。
② 電気容量と設置環境を確認する
家庭用の電気炉は便利ですが、消費電力が1000〜1500Wあるためブレーカーが落ちることもあります。
使用前に電気炉の消費電力を確認し、専用のコンセントを使いましょう。
また、炉のまわりに紙や布などの可燃物を置かず、耐熱レンガや金属板の上に設置することも大切です。
延長コードを使う場合は、「耐熱・15A対応」のものを選びましょう。
③ 焼成中は目を離さない
電気炉の中は、焼成中700〜800℃になります。
基本的に在宅している間に焼成を行い、終了後すぐに蓋を開けないようにしましょう。
内部は数百℃の高温のままです。
ゆっくりと冷ます「冷却時間」も作品づくりの大切な工程です。
焦って開けると、せっかくのガラスが割れてしまうこともあります。
焼成中に地震などがあった場合やブレーカーが落ちた時も同様で、炉内の温度が十分下がるまでは蓋を開けないことを徹底しましょう。
まとめ:安全が作品を守る
家庭でのガラスフュージングは、自分らしい表現を楽しめる素晴らしい時間です。
けれども「安全対策」こそ、作品づくりの第一歩。
換気・電気・冷却、それぞれを丁寧に意識することで、安心してガラスの魅力を楽しめます。
あなたの作品が、安心で美しいひとつの光になりますように。
