THE CREATORS DEPARTMENTに新しく生まれた、小さなガラスのアトリエ。

THE CREATORS DEPARTMENTとは?
栃木県高根沢町・JR宝積寺駅東口にある創業支援施設「THE CREATORS DEPARTMENT」は、 2017年10月22日に誕生しました。
6棟のログハウスのうち1棟は「移住定住創業支援センター」、残りの5棟には、 クリエイターやショップオーナーがそれぞれの夢を形にしています。
敷金・礼金なし、低家賃で最大2年間の入居ができるため、 リスクの少ない“お試し創業”が叶う場所として注目されています。
駅東口は建築家・隈研吾氏が設計した「ちょっ蔵広場」があり、 大谷石と鉄板を組み合わせた独特の建築が目を引きます。
2024年2月には新しいカフェや酒店もオープンし、少しずつ賑わいを見せています。
私と高根沢、そしてこの場所との出会い
実は、施設ができた当初の7年前、私はこの近くに住んでいました。
可愛いログハウスが並んでいく様子を眺めながら、 「いつかこんな場所で何かを始められたら…」と夢見ていたのを覚えています。
その後、東京・水道橋でガラスフュージングを学び、 講師資格を取得。
2023年にはマルシェに出店し、初めて自分の作品を販売しました。
娘のカフェにも作品を委託し、ワークショップでお客様と触れ合う中で、 「ガラスで心を動かすことの楽しさ」を実感しました。
チャンスは、行動した人にやってくる
そんなある日、SNSで「ログハウス入居者募集」の投稿を見つけました。
締め切り直前でしたが、迷わず応募。
若い頃から変わらない“とりあえずやってみる精神”で、 今回のチャレンジが始まりました。
約5.8畳の小さなアトリエ――これが、私の新しい「STUDIO KOKORONET」です。
与えられた2年間の中で、どんな作品を生み出し、どんな出会いが待っているのか。
不安よりも期待のほうが大きい、そんなスタートを切りました。
オープンから3週間。感じたこと、伝えたいこと。
開業から3週間。
お祝いに駆けつけてくださった皆様、本当にありがとうございます。
たくさんの花束や差し入れ、遠方からのメッセージ…そのひとつひとつが励みになりました。
そして何より、多くのお客様にガラス作品を手に取っていただけたこと。
すべてが手作りのため同じものは二つとありません。
その日、その瞬間に出会えた“作品と人のご縁”に心から感謝しています。
「きれい!」「これ、どうやって作ってるんですか?」
そんなお客様の言葉に、何度も胸が温かくなりました。
見るだけでなく、ガラスを切って・選んで・作る楽しさを、これからもっと伝えていきたいです。
STUDIO KOKORONETで生まれる新しい挑戦
現在、3名の方がインストラクターコースに挑戦中。
一緒に作品を生み出し、教える側へとステップアップする姿を見るのが楽しみです。
ガラス雑貨制作だけでなく、「教える喜び」や「伝える楽しさ」もこの場所の魅力のひとつです。
これからのSTUDIO KOKORONETと高根沢町
THE CREATORS DEPARTMENTでは、創業支援センターの方々がいつも温かくサポートしてくださっています。
雪の日の雪かきまで手伝っていただいたりと、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
これからは少しでも恩返しができるように、高根沢町に足を運ぶきっかけをつくる活動をしていきたい。
3月17日には初のイベントも予定しています。
ガラスを通じて地域に笑顔を増やす場所を目指していきます。
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