少し歳の離れた恋人
しなやかな肢体、それでいてたくましく引き締まった筋肉の影
あどけなさの残る屈託のない笑顔
白状すると、ひとめで恋に堕ちていた
認めたりはしない
まっすぐに見つめる瞳を直視できなかった
グレーがかった瞳の奥に
誰かの本心が見え隠れするのはたまらなかった
その唇でどんな風に愛撫し、その両の足はどんな風に絡める?
そして君の腕を纏った私はどんな声で鳴く?
ゆきずりで構わない
顔なんて忘れてくれていい
これから君が綴っていく分厚い日記帳の片隅に
イニシャルだけを小さく走り書きして
何時か
何かの拍子にそれを見つけたなら
今宵の東京タワーを
ご褒美にあげる
