『汝、星のごとく』(凪良ゆう著)は、2023年本屋大賞を受賞した作品です。
恋愛小説でありながら、描かれているのは恋だけではありません。
生活、家族、環境、そして「自分の人生をどう引き受けるか」。
私はこの作品を、Audible(オーディブル)で聴きました。
しかも、入院中という、少し特別な時間のなかで。
ページをめくる余裕がなくても、
耳から流れてくる物語は、確かに心に響きました。
Audibleで『汝、星のごとく』を聴いた理由|入院中でも物語に浸れた
入院中は、想像以上に集中力が続きません。
本を開こうとしても、目が疲れたり、気持ちが追いつかなかったり。
そんなとき、Audibleはとても助けになりました。
横になったまま、目を閉じて、ただ「聴く」だけ。
プロのナレーターによる朗読は、
物語を説明するのではなく、感情をそっと運んでくれるようでした。
Audibleは「大人のための読み聞かせ」
Audibleを使っていて、ふと思い出した感覚があります。
それは、子どもの頃に大人に本を読み聞かせてもらった時間。
声の抑揚に身をゆだね、
頭の中で物語の風景を思い描いていた、あの感覚。
Audibleは、それの大人版だと思いました。
自分でページをめくらなくてもいい。
集中できない日でも、物語は止まらずに続いてくれる。
忙しさや不安で思考が散らかっているときほど、
「読んでもらう」という体験は、心を静かに整えてくれます。
初恋の喜びと、小さな島という「鳥かご」
物語の舞台は、瀬戸内の小さな島。
美しく、穏やかで、外から見れば理想的な場所です。
けれど住む側にとっては、
人間関係の濃さや、選択肢の少なさが重くのしかかる。
島に住むということは、
自由であると同時に、鳥かごの中にいるような閉塞感とも隣り合わせです。
そんな環境のなかで生まれる、暁海と櫂の初恋。
純粋だからこそ、切なく、逃げ場がありません。
家族との関係は「全部は持てない」という現実
『汝、星のごとく』が胸に残る理由のひとつは、
家族との関係がとても現実的に描かれている点です。
誰かを守るために、何かを諦める。
愛しているからこそ、距離を取る。
人生は、全部を大切にできない場面の連続です。
暁海の選択は、目立つものではありません。
けれど、その一つひとつが重く、静かに響きます。
売れると生活が変わる|周りも変わる、それでも心に残る人
櫂が成功し、作品が売れることで、生活は大きく変わっていきます。
同時に、人間関係や立場も変わっていく。
これは創作の世界だけでなく、
仕事やビジネス、SNSの世界でも「あるある」な話です。
それでも、
ずっと心の奥に残り続ける存在――暁海。
一緒にいなくても、
人生に影響を与え続ける人がいる。
この関係性こそが、
この物語を「純愛」と呼びたくなる理由だと感じました。
Audibleで聴くなら|入院中にも使いやすいイヤホン
入院中や静かな環境でAudibleを使うなら、
イヤホン選びも意外と大切です。
・長時間つけても疲れにくい
・声がクリアに聞こえる
・コードが邪魔にならない(または安定する)
このあたりを基準に選ぶと、
「聴く読書」がぐっと快適になります。
イヤホン選びの注目ポイント
Audibleで小説を聴くときは声がクリアに聞こえることが大切です。ナレーションの抑揚や細かな感情表現が伝わると、物語の世界がぐっと近くなります。
また、長時間聴いても耳が疲れにくい装着感も重要です。
おすすめイヤホン一覧(用途別)
- 長時間リラックス:Shokz OpenMove(骨伝導で耳が痛くならない)
- 品質と装着感のバランス:Bose Ultra Open Earbuds
- 日常・軽さ重視:Sony WI‑C100 ワイヤレス
- コスパ重視:Anker Soundcore P40i
- 寝ながら聴く用:Side Sleeper Earbuds
- 超軽装着:FIIO JD10 Black
映画化前に、耳で味わってほしい理由
映画化されると、映像や表情という「答え」が与えられます。
でもAudibleは、
自分の記憶や感情と混ざり合いながら物語を体験できる。
『汝、星のごとく』は、
静かな時間に、静かに心をえぐる作品です。
だからこそ、
映画になる前に、一度「耳」で出会ってほしいと思います。
【まとめ】
『汝、星のごとく』は、
人生の途中にいる30〜50代の女性にこそ響く物語です。
初恋の喜び。
小さな島の閉塞感。
家族との距離。
成功と変化。
それでも消えない想い。
Audibleは、
読む余裕がない時期でも、物語を手放さなくていい選択肢でした。
この作品は、
時間をつぶすための小説ではなく、
人生を考えるための物語だったと思います。
