念願のお店を開店しました。

2024年2月8日から、宝積寺駅前の創業支援施設「THE CREATORS DEPARTMENT」というログハウスにて私の小さなお店が開店しました。
本当はこのブログでもいろいろ発信したいと思っていたのに、てんてこ舞いでキャパオーバー。
2月も今日で終わりなので今の心境などを書いてみたいと思います。

目次

THE CREATORS DEPARTMENTって?

2017年10月22日に高根沢町が、JR宝積寺駅東口に創設した創業支援施設。
6棟のログハウスが並んでいて、一棟は移住定住創業支援センターとなっていて、残り5棟にはそれぞれさまざまなビジネス、ショップを展開しようというもの。
創業を希望し、入居が決まると最大2年間、敷金礼金なし、低家賃で貸していただけるので、リスクの少ない「お試し創業」が可能となる。
駅東口は「ちょっ蔵広場」と呼ばれ、2006年に隈研吾氏が「光と風が通り抜けるイメージ」で設計監修された、大谷石と鉄板を組み合わせて作られたモダンな建物があり、2024年2月から新しく出店されたカフェ、酒店などが営業している。
また駅舎自体も2008年に隈研吾氏によって設計された個性的なデザインであり、今もなお観光客が訪れる魅力あふれる場所である。

駅前の恵まれた環境であると都会の人は思うかもしれないが、車社会の栃木では平日昼間は閑散としていて、電車の時間になると送迎の車が集まり、電車から降りた人たちはさっそうとお迎えの車に乗って帰ってしまうし、18時になると真っ暗でコンビニもない、そんな立地。
集客をどうするかを考えるには最高の「お試し創業」なのである。

始めるのに遅すぎるなんてない、と信じる

今回の開業は私にとってはチャレンジ以外の何でもない。
実は、この施設が出来た当初約7年前は、すぐ近くに住んでいた。
とっても可愛いログハウスがどんどん建つのを見ながら「あの建物は何だろう?」と思っていた頃が懐かしい。
その後、私はこの駅から電車に乗って東京(水道橋)に通い、ガラスの勉強を続けてきた。
近いのに、ログハウスにはほとんど入ったことはなかったが、興味は持っていた。
もともと雑貨が大好きで、ぼんやり雑貨店をやってみたいと思っていたからだ。
講師の資格を取得し、2023年からはガラスの作品を販売するためにマルシェデビューを果たした。
娘の経営するカフェにも委託という形で作品を置かせてもらったり、ワークショップなども経験させてもらった。
お客様からの感想や、好みや、要望というものに直接触れることで、いろいろ勉強になるし、刺激になるということを体感。
そんななか、何気なく見ていたSNS でログハウスに空きがあると知り、締め切り間近だったので、すぐに応募した。
…という流れ。
後先考えないで、何でもやってみる、っていうのは若い頃からなんら変わっていない。
約5.8畳の私の城。
与えられた2年間のなかでどんなことが出来るだろうか?
どんな出会いが待っているのだろうか?
不安よりも期待が大きい。

開業から3週間。

お休みを除いて17日間が過ぎた。
お祝いにかけつけてくださり、お花やイラスト、差し入れなどをありがとうございました。
遠くから送っていただいたお花もうれしかったです。皆様の優しい想いが伝わりました。
幸せなことです。

また思っていたよりたくさんのお客様にお越しいただき、作品を手に取っていただき、お迎えいただくことができました。
私の作品はひとつひとつ手作りなので、同じものはありません。
一期一会、その日、その時に出会っていただいたお客様に出会えた奇跡に心から感謝します。
ありがとうございます。
お客様の近くで何らかのお役に立てれば作者冥利に尽きます。
その日に出会えなかったお客様も、また足を運んでくださるとうれしいです。
がんばって作ります。

またさまざまなリクエストもいただきました。
少々お時間をいただきますが、丁寧に作りたいと思いますので楽しみにお待ちくださいませ。

目下の悩みは、制作活動との時間配分だ。
体力のなさと、時間の使い方が下手なのとで、なかなか思うように作品作りが出来ていない。
3月からは開店時間を1時間繰り下げて、朝、ガラスに向き合う時間を増やします。

ガラス雑貨のお店なので、ガラスが好き!と自覚されているお客様の来店では話が弾んだ。
面白かったのは、自覚されていなかったけれど、多くの作品を前にガラスの魅力に目覚めたお客様。
「わぁ、きれい」でもなんでもいい。その時感情が動いたならば私のお店は大成功なのだ。

毎日、誰かに話していますが、見るだけじゃなくてぜひ作ってほしい。
ガラスを切ってみてほしい。
好きな色を見つけてほしい。
で、ちょっとでも今までとガラスを見る目が変わってくれたらめちゃめちゃうれしい。
ただのガラスおたくですね(*ノωノ)

そんななか、3名の方にインストラクターコースを受講していただけることになりました。
素敵な作品が生まれることが楽しみで仕方ありません。
一緒にがんばりましょう。
よろしくお願いいたします。

これからのこと

クリエイターズデパートメントにはセンターがあり、創業や移住等の相談に乗っていただける。
私もアドバイスをいただいたり、雪の日には雪かきしていただいたりと大変お世話になっている次第だ。
恩返しではないけれども、少しでもお客様に高根沢町にお越しいただける方が増えるよう協力したいと思っている。
そして3月17日には初めてのイベントが開催される。
集客に繋がるようなイベントを考えているが、考えがまとまっていない(汗)
何かご提案いただけるとうれしいなぁ、なんて。
とにかく、やることとやりたいことが多すぎてまだまだてんてこ舞いは続きます。
体調管理に気をつけてここの更新もすこしずつ増やして、いろいろなことを軌道にのせたいとは思っているのですがいつになることやら。

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