インスタライブの感想

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毎月、グラクラマーケットのつぎやんさんと、近岡令先生がコラボしているインスタライブを楽しみに拝見している。
なかなかどの業界においても、材料屋さんと作家のコラボなんて珍しいのではないかと思うが、つぎやんさんのキャラなのか、あらゆるガラス作家とのコラボが実現されていて毎回興味深い。
そして、そのおかげでこちらは普段知り得ないような情報が手に入れることができ、大変勉強になる貴重な時間だ。
そして昨日は主に「ガラス研磨」についての話題で盛り上がった。

近岡先生の工房STUDIO POSIでは、サギングの集中講座が行われており、サギングと研磨はセットなので、肩が痛くなるほど磨いたという話から発展した話題だ。
私もサギングしっぱなしでふちを磨いていない作品がいくつもあるので大変耳が痛い。

おちょこくらいの大きさでどのくらいの時間がかかると見積もるのか?
これは使う道具によっても変わってくるが、例えばハンドリューターで磨くとなれば何時間か?という質問を投げかける。
すると、磨いたことのない人はびっくりするくらい短い時間を想定するが、経験すればするほど予想時間が長くなるというお話は大変興味深かった。

私は、近岡明美先生の「研磨講座」で、耐水ペーパーで番手を上げていく方法を習ったのだが、2cm角(6mm厚)のクリアガラスの一辺だけでもかなり時間がかかった。
段階段階で「よく観察する」ことが必須で、受講者全員、無言で一心に磨いていた。
まるで修行。

でも番手をどんどん上げて、最終セリウム粉で磨く頃には、ガラスは見違えるほど透明感を増し、ちょっとした宝石のように輝く。
感動もの。
近岡令先生が、「沼へようこそ」とニコニコ話していらしたが、その域に達するにはまだまだ経験不足だ。
ナギットも裏面を磨くことでさらに価値が増すとのことなので、そちらも実践してみたい。

そして新たに「共擦り」という技術を知った。
窓ガラスに使う5mm厚のフロートガラスにカーボランダム(金剛砂など)を耐水ペーパーのように粗いものから細かいものへと番手を変えて擦り合わせていく方法だ。
参考にできる動画サイトはこちらへ(ブルズアイ社の無料動画なので英語です)
傷つけたくないところまで傷をつけてしまわないかと少しひやひやものだが、挑戦してみるべし。
磨ける材料はたくさんある!

共擦りから「砂ずり」に発展してわかったことだが、関東では「砂肝」と呼んでいるあのお肉が、関西圏では「砂ずり」というらしい。
私は、関西→関東のハイブリッドなので、どちらでも通じたが、意外な発見だった。
日本全国のガラス好きが集うから、たまにある、地方あるあるも面白いね。

とまぁ、少し話が脱線しつつも、いつかガラスの共擦りのASMRをYouTubeにアップできたら面白そう。


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