
ガラス工芸ってどんな種類があるの?と気になっていませんか。
ガラス工芸とは、ガラスを使って作品を作る技法の総称です。
主に「ホットワーク」「キルンワーク」「バーナーワーク」「コールドワーク」の4つに分類されます。
それぞれ作り方や特徴が異なります。
ガラス工芸の種類とは?主な4つの技法
ガラス工芸技法は大別すると
に分類されます。
【ガラスフュージング】はキルンワークに分類されます。
ひとつずつ簡単に説明します。
ホットワーク
ガラスを熱で熔かしたものを成形する技法です。ホットテクニックとも言います。
代表的なものは「吹きガラス」で、コップや花瓶などを作ることができます。
昔、沖縄で体験したことがあります。
ストローで風船を膨らませるイメージでした。
備前びーどろは江戸時代の「ジャッパン吹き技法」を継承しています。
キルンワーク
「キルン」(ガス炉や電気炉)を用いてガラスを変形させる技法。
パート・ド・ヴェールやキャスト、【ガラスフュージング】、絵付けなどがあります。



キルンって「窯」のことなんだね。


バーナーワーク
バーナーを用いてガラスを熔かし成型する技法。
トンボ玉や、Pylexのような試験管の製作などがあります。
コールドワーク
熱を加えずにガラスを磨いたり、表面を削ったりして加工する技法です。
カットグラス(切子)、サンドブラスト、エッチング、ステンドグラスなどが含まれます。



私の場合、
10年くらい前からステンドグラスを習っていたのが
フュージングを始めるきっかけです。
ガラスフュージングとは?初心者でもできるガラス技法
英語表記でGlassFusingと書きます。
Fuseとは熔ける、融合する、熔解するという意味で使われています。
板ガラスを電気炉で熔着する技法をいいます。
初心者でも比較的始めやすく、色や形の組み合わせによって自由な表現を楽しめるのが特徴です。
成形技法の種類
電気炉の中でガラスを熔かして表現していくわけですが、電気炉の温度コントロールが必要になります。
技法に応じた成形温度があり、使用する型もさまざまです。
また作品を作る際には、目指す表現方法により、いくつかの技法を組み合わせることがあります。
またこちらに紹介している温度帯も、使用する電気炉の種類やガラス、また季節などによって微調整する必要があります。
平面で並べたガラスを一体化させ、表面が均一になる温度で熔着する技法。
最高温度~800℃
レイアウトしたガラスの形がまだ少し残るくらいの温度で熔着する技法。
目指すガラスの形状によって最高温度に差がある。
最高温度は700℃~740℃。
ガラスを型にのせて焼成すると、ガラスは型に沿って曲がります。
その性質を利用して皿などを成形する技法です。
最高温度は600℃~680℃。
穴の開いた型にのせて、穴から熔けたガラスが垂れ下がる性質を利用します。
スランピング技法よりも高い温度帯です。
温度や使用する型によって、深さを調整できます。
最高温度は670℃~750℃。
スランピング技法が凹型の型に対して、ラッピング技法は凸型の型にのせて焼成する技法です。
最高温度は630℃~690℃。
ラッピング技法のように、凸型の型にのせますが、型の外周と、ガラスの外周を極端に差をつけたものがドレーピング技法です。
ドレープ(ひだ)を表現する技法です。
最高温度は600℃~680℃。
板ガラスを何層にも重ねて、フルフュージングよりも高めの温度設定で塊ガラス作品(キューブ)を作る技法。
最高温度800℃。
タックフュージングよりも焼成温度を低めに設定し、ガラスの切り口もそのまま残すような技法です。
最高温度680℃~700℃。
初心者向けガラスフュージングの始め方
- 体験レッスンからスタート
必要な道具やガラスは工房で用意してもらえるため、手ぶらでも挑戦可能です。 - 道具と電気炉
初めての場合は、工房の電気炉を利用するか、小型電気炉を購入するのがおすすめです。 - 作品作りのポイント
まずは小さな平面作品から始め、慣れてきたらスランピングやドレーピングなどの技法に挑戦するとよいでしょう。
まとめ
ガラス工芸には多彩な技法があり、それぞれ異なる魅力があります。
そのなかでもガラスフュージングは初心者でも始めやすく、自由な表現を楽しめる技法です。
まずは知ることから始めて、ガラスの魅力に触れてみてください。


