【映画レビュー】トップガン マーヴェリック

ここ数年、コロナ騒動があったので映画館から遠ざかっていて、もっぱらネットで映画を楽しんでいた。
久しぶりに映画館に行こうと思いTOHOシネマズの会員カードを見たら、せっかくたまっていた鑑賞ポイントが期限切れになっていた。一本無料で観られたのに、あぁ残念。←どんだけ行ってなかったんだって話。

でもでも、この映画館に行こうと思えたことが何よりもうれしい。
そして行ける状況に戻ってきたことがうれしい。コロナなんて●●くらえです。
とにもかくにもトップガンの続編なんだから、そう、トム・クルーズ様のマーヴェリックに会えるんだもの、行くしかないでしょ!

観終わった日は興奮冷めやらなくて、もうネタバばれとか関係なしにどんどこ書いちゃいそうだったので、少し気持ちを落ち着かせてから投稿させていただきます。

あ、まだ観てない方は、ぜひ映画館へ。

目次

トップガン マーヴェリックのあらすじ

アメリカのエリート・パイロットチーム”トップガン”。

かつてない世界の危機を回避する、絶対不可能な【極秘ミッション】に直面していた。

ミッション達成のため、チームに加わったのは、トップガン史上最高のパイロットでありながら、

常識破りな性格で組織から追いやられた”マーヴェリック”(トム・クルーズ)だった。

なぜ彼は、新世代トップガンとともにこのミッションに命を懸けるのか?

タイムリミットは、すぐそこに迫っていた——。

トップガンマーヴェリック公式サイトより引用 

トップガン マーヴェリックの感想

トップガンを見たのは36年前。(遠い目)
音楽といい、トム・クルーズの格好良さにキュンキュンしたことだけは、はっきり覚えている。
そんな世代にはたまらないオープニング。
映像も音楽も完全にオマージュ。
もう一気に36年前にタイムスリップしちゃうわけですよ。飛行機がビュンっていうスピードで、マッハ10で、ビュンって。
トム・クルーズが「ファンのために作った映画」と言ったそうですが、さすがわかっていらっしゃる。
トップガンのオープニングにはあの音楽以外流れちゃダメなんです。

そして、そして、映画館の大きなスクリーン、そこに映し出される迫力あるシーン、そして大音響。
なんかじぃーんとしちゃいました。映画館ってやっぱりいいわ、って思えたもん、いきなり!
いくら家でいろんな映画を見ても、この感覚は映画館でしか味わえないんだよなぁって。

これだけでも、トム・クルーズがどんなに映画を愛していて、特にこの出世作ともいえるトップガンへの想いの強さがビンビンに伝わってくる。
(あとで聞いたんだけど、映画の続編製作権を買い占めたらしいです。いくらなのか調べてもわからなかったけれど…スケールが大きすぎて見当もつきません。)

確かに、30数年前の映画と言えば、当たったら絶対続編が出て、それを見に行っては、がっかりする確率のほうが高かったような。(なかには面白いのもあったけど…)
そんななか、あれだけ大ヒットしたトップガンの続編が全然出てこないのは不思議だった。

いや~、待った甲斐がありました。
それに、トム・クルーズ様が素敵に素敵に年齢を重ねてくれて、今もなお、強靭な肉体を保ってくれていたことに感謝しかないです。
そうじゃなきゃマーヴェリックは成立しなかった。
これが完結編なのかはわからないけれど、トップガンがやっと完成したっていう感さえする。

でも、普通はあれだけイケメンで、大スターだったらスキャンダルにまみれてしまったり、身体のラインも崩れてしまったり、なんか引き締まった感がなくなってしまうじゃないですか。
それなのに、以前よりもさらに格好よくなっていて紳士を纏っている感じさえするんですもの、完璧すぎます。

あ、また興奮してしまいました。
もとへ。

映画全体にところどころ散りばめられている、前作のオマージュにいちいち、にやっとしてしまう。
確かに前作で亡くなった親友は写真の中にしかいない。
後悔とか、寂しさとかマーヴェリックの時間もそこで止まっている。
ロッカーの扉の内側に、グースが空中戦で撮った写真が貼ってあり、前作でさらっと触れたところを丁寧に再現されているなど前作の伏線まで見事に回収していく。

そして、そのグースを彷彿させるそっくりな息子との再会。
飛行機のことは詳しくわからないけれど、36年前に最先端だった技術などはすでに使い物にならない。
世の中には新しいものがどんどん出来、古いものはどんどん切り捨てられいく。
パイロットも自動運転だのドローンなどが発達してくると、「過去の遺産」扱いとなり不要だ、とも。
でも、でも、でもね。
そんな遺産扱いの技術や経験や、勘といったものが不要かというとそんなことはなくて。新しい技術がどんなに発達しても、それを扱えるかどうかは別の次元だったり、咄嗟の判断に必要なのは技術よりも経験や熟練された技だったりするんだよね。

上官がマーヴェリックに
「終わりは必ず来る。君の本質は破滅へ突き進んでいるんだ。」と告げるシーンがある。
マーヴェリックは答える。
「そうかもしれません、だけどそれは今日じゃない。」

しびれました。

一連が映画と配信の話のようにも見えたし、老いていく自分へのエールのようにも受け取れた。
「考えるな、行動しろ。」
そうだよな、うん、うん。って多くの人が共感するでしょう。

スピード感あふれる展開で、飛行機のシーンはまるでジェットコースターに乗っているよう。
息を呑むシーンの連続で正直疲れます。心地よい疲れ。
もう危機一髪となってからは一気に感動のシーンへ。

どこを取っても、すごい映画でした。めっちゃ感動した!

さらに、私の場合は映画を見終わって自宅に帰り、前作をamazonprimeで再チェック。
答え合わせのような感覚で観ました。
意外とチャラい前作も新作のおかげでさらに良くなった感が。

今まで上映されている映画を2回以上観るっていうことをしたことがないのですが、初めてそれをやっちゃいそう。
この記事を書いているだけで、またあの世界に行きたいです。
できれば追加料金を払ってIMAXで観たいなぁ。(一部、酔う人もいるらしいです)

というわけで、もちろん初めてトップガンマーヴェリックを見る方にも楽しめる映画ですが、予習として「トップガン」を観てから映画館に行くとさらに楽しめます!!

トップガン マーヴェリックの詳細

監督:ジョセフ・コシンスキー(Joseph Kosinski)
脚本:アーレン・クルーガー、エリック・ウォーレン・シンガー、クリストファー・マッカリー
原案:ピーター・クレイグ、ジャスティン・マークス
出演:トム・クルーズ/マイルズ・テラー/ジェニファー・コネリー/ジョン・ハム/グレン・パウエル/他

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